アルバイトを経験したことがない人にとっては、どんな仕事でも応募するのに勇気がいるものです。初めてのアルバイトに最適といわれる軽作業でも、内容がわからないと応募をためらうこともあるでしょう。
ここでは、軽作業の仕事内容やメリット・デメリット、軽作業アルバイトに向いている人などについてわかりやすく解説しています。初めてのアルバイトを選ぶ際の参考にしてみてください。
■軽作業の仕事内容
軽作業のアルバイトでは、どのような仕事をするのでしょうか。また、資格や経験がなくても大丈夫なのでしょうか。
◇軽作業アルバイトは特別なスキル・資格は不要!アルバイト未経験者にもオススメ
軽作業のアルバイトは、特別なスキルや資格を必要としない点が特徴といってもよい仕事です。与えられた指示をもとに、単純作業を繰り返す仕事がほとんどで、アルバイト未経験者や高校生、シニア世代など、さまざまな人が働いています。
◇軽作業アルバイトの種類は「梱包」「ピッキング」「検品」「仕分け」「シール貼り」など
軽作業アルバイトの仕事内容にはいくつかの種類があり、おもに以下のような作業があります。
-
梱包
商品や資材、荷物などを配送できる状態にする仕事です。壊れたり割れたりしないように「緩衝材」と呼ばれるクッションを使い、段ボールや専用ケースなどに入れて封をしていきます。
-
ピッキング
注文のあった商品を、倉庫の中からピックアップしてくる仕事です。商品名やサイズ、数量などが書かれた伝票やメモなどをもとに、在庫の中から指定された商品を探して集めます。
-
検品
商品が指示通りに揃っているか、不良品がないかなどを確認する仕事です。他の人が確認したものを再度点検したり、シールを貼り直したりすることもあります。
-
仕分け
届いた商品を行き先別などの決まったルールに従って分ける仕事です。工場で加工され、ベルトコンベアーに乗ってくる商品を同じ種類に分ける仕分け作業もあります。
-
シール貼り
値段やロゴ、キャンペーンなど、商品本体やパッケージにシールを貼っていく仕事です。
ほかにも、棚卸や搬入搬出など、軽作業は物流倉庫や工場内での作業がメインとなっています。
■軽作業アルバイトに向いている人
単純作業で資格も経験も不問の軽作業とはいえ、多少の向き不向きはあります。軽作業アルバイトには、以下のような人が向いています。
◇丁寧に仕事ができる
商品に不備がないか、正確な商品が揃っているかなど、軽作業では確認やチェックが大切となるため、一定の丁寧さが求められます。特に同じ作業を繰り返していると、集中力が途切れてしまいがちです。ミスが出ないように指示された方法で作業を丁寧に繰り返すことができる人が向いています。
◇正確さがある
大量の商品を取り扱っていても、お客様に届くのはその中の1つです。作業が雑にならないような丁寧さ、数量の過不足や欠品を見つける正確さを持っている人も、軽作業アルバイトに向いています。
◇コミュニケーション力がある
黙々とおこなう軽作業でも、コミュニケーション力は意外と重要です。作業の中で迷ったことや違和感を感じたことがあったとき、自分で勝手に判断するのではなく管理者やベテランスタッフに判断を仰がなければいけません。こうしたことをすぐに人に確認できるコミュニケーション力があると、仕事がスムーズにできるでしょう。
■軽作業アルバイトのメリット
軽作業アルバイトのメリットには、以下のようなものがあります。
◇未経験でも簡単に仕事を覚えられる!
覚えることが比較的少なく、未経験でも簡単に覚えられるところは、軽作業アルバイトの大きな魅力の1つです。
◇シフトの融通が利きやすい
軽作業の求人ではシフトを自由に組めることが多く「週に3日だけ」「夏休みだけ」「早朝だけ」といった融通が利きやすいメリットもあります。
◇日払い・週払いも可能なところもある
通常、アルバイトの給料は月払いであることがほとんどですが、軽作業では日払い、週払いといった支払い方法が選べるところもあります。急な出費の予定がある時などに、サクッと稼ぐことも可能です。
◇単純作業なので一定のリズムに入ると楽しくなってくる
単純作業をしばらく続けていると、一定のリズムで効率良く作業ができるようになってきます。正確さやスピードも徐々に上がれば、単調な仕事も次第に楽しくなってくるでしょう。
◇理不尽な販売ノルマなどの目標がない
作業スピードや「ミスをゼロに」といった目標はありますが、基本的に軽作業のアルバイトでは販売ノルマなどを強制されることがないのもメリットの1つといえるでしょう。
■軽作業アルバイトのデメリット
メリットの多い軽作業アルバイトですが、以下のようなデメリットもあります。
◇作業中は黙々と働くので人と喋る時間が少ない
作業中は誰とも喋らず、黙々と仕事をする時間がメインとなってしまいます。人と話す時間が少ないのは、人によってはデメリットと感じることもあるでしょう。
◇街中でふとアルバイトのことを思い出してしまう
延々と同じ商品を扱う作業をするため、その商品を見かけるとアルバイトのことを思い出したり、作業のシーンがよみがえったりするかもしれません。
◇お客さまから直接感謝されることはない。
軽作業で関わった商品は最終的にお客様のもとへ届きますが、実際に手渡しするわけではないため、丁寧に作業をしてもお客様から直接感謝されることはないのは寂しいところです。
■まとめ
アルバイトの仕事にはいくつか種類がありますが、どの軽作業も未経験ですぐに働くことができます。シフトや給料の支払い方法など魅力的なメリットがある一方、単純作業で人と話す時間が少ないことによるデメリットも少しあります。
総合的に考えて、もし軽作業の仕事が自分に合うと思ったら、アルバイト掲載数の多いジョブプラスをぜひ活用してみてくださいね。