マスクは「喉が痛い」「咳が出る」「風邪気味」といったときの必需品。風邪予防や花粉症対策でマスクをしてバイトへ行く方は多いでしょう。しかし、多くのバイトでは仕事中にマスクを外すように言われるケースも多いもの。
そこで今回は、バイトでマスク着用禁止が多い理由について調査しました。マスクが着用可能なバイトについても紹介しているので、「マスクしながらできるバイト」を探している方はぜひ最後まで目を通していってください。
■なぜマスク着用禁止のバイトが多いのか?
マスクの着用禁止は接客業に多い傾向がありますが、そもそもなぜ仕事中にマスクを付けてはいけないのでしょうか?まずは、仕事場でマスクが禁止される2つの理由について見ていきましょう。
◇利用客に感染症などの不安を抱かせないため
お店の店員がマスクを付けていたら、どのような印象を持ちますか?お客様と直接やりとりをする店員は、いわばお店の顔。店員がマスクをしていると利用客は風邪や病気といったマイナスのイメージを持ちやすく、お店に対しても感染症などの不安を抱いてしまう場合があります。
◇接客業では表情がわかりづらい、声が届きにくいという問題もあるため
マスクを付けていることで表情や声が伝わりにくくなってしまうのも、マスクの着用が禁止される大きな理由です。どんなに笑顔で挨拶してもマスクで遮られてしまっては、利用客が不快な思いをしてしまう可能性もあるでしょう。
このような理由から、接客を伴うほとんどのバイトでは仕事中のマスク着用が禁止されています。
■マスクしながらできるバイト
接客業には多くの業種がありますが、なかにはマスク着用OKの接客業バイトもあります。コンビニやスーパーなどです。ただし店舗によっては責任者からマスク着用不可と言われてしまうなど、やはり“確実”ではありません。
そこで、確実にマスクをしたまま働けるバイトについて、以下にまとめました!
◇工場や倉庫の軽作業はマスク着用問題なし
工場や倉庫内のバイトは接客を行わないため、マスク禁止と言われることはありません。風邪予防や花粉症対策、抜歯後の頬の腫れを隠すなど、マスクを付けたい理由があれば、気にせずマスクを付けて出勤できます。
また、食品を取り扱う工場や食品関連の製品を仕分けする倉庫などでは、マスク着用が必須の場合もあります。工場や倉庫の代表的なバイトには、次のようなものがあるので覚えておきましょう。
- 検品
- 仕分け
- ピッキング
- 梱包
- 軽作業
工場や倉庫の軽作業バイトは黙々と作業できる仕事が多いため、「接客はあまり得意ではない」「自分のペースで働けるバイトがいい」という方に多くのメリットがあります。
◇飲食店のキッチン作業
接客業のなかでも、飲食店のキッチンはマスク着用が必須となっているケースがほとんど。ホールスタッフの場合は利用客へ与える印象を考慮してマスク着用が禁止されてしまいますが、食品を扱うキッチンは衛生管理の観点からも、マスクを着用していたほうが合理的なのです。
「接客は苦手だけ飲食店で働きたい」「料理を学びたい」という方は飲食店のキッチンバイトなら多くのメリットがあるでしょう。
◇ゲームセンターなどのアミューズメント施設のスタッフ
アミューズメント施設は店舗によってマスク着用が認められている場合もあります。ただし、接客を行う際は「声や表情が相手に伝わりにくい」ため注意が必要です。アミューズメント施設では機械や景品の管理だけでなく、利用客に注意や説明を行わなければいけない場合もあります。
そのようなとき、マスクを付けていることで利用客に不快な思いをさせてしまうと、お店へのクレームに発展してしまう可能性があります。
また、受け付けや景品交換カウンターなど、業務の大半が接客となるような場合は、マスク着用が認められていないケースもあるかもしれません。
そのため、アミューズメント施設でのバイトは「ゲームセンターの雰囲気が好き」「適度に接客もできるバイトがしたい」という方にメリットのあるバイトだと言えるでしょう。
◇清掃員
営業時間後の店舗やビルを掃除する清掃員バイトは、接客業ではないためマスク着用が認められるケースが多いです。衛生管理の面でも、以下のようなケースならマスクを着用したほうが業務に集中しやすいでしょう。
- 塵やホコリが舞うような場所の清掃
- キッチン、トイレなど水跳ねの可能性がある清掃
- 洗剤や薬品、スプレーを扱うような清掃
清掃員バイトは全身汚れてもいい服装や制服を着用する必要がありますが、少人数で黙々と作業できるバイトです。「掃除好き」「黙々と仕事がしたい」という方はメリットを感じやすいでしょう。
◇食品の詰め込み
食品を扱うバイトはマスクの着用が必須です。そのほか、髪の毛を覆うような帽子やバンダナ、手袋の着用も求められる職場が多いです。数あるバイトのなかでも特に衛生管理が重視されるため、髪型、服装(ピアスやネイル含む)、ヒゲといった身だしなみに細心の注意を払う必要があります。
気を付ける点は多いですが、クリーンな環境で集中して作業できるため、「きれいな環境で働きたい」「顔や体の露出を少なくしたい」という方にメリットがあります。
■まとめ
マスク着用がOKかどうかはバイト先の方針によることも多いので、必ず事前に確認しましょう。応募エントリー時や面接時など、バイトが決まる前までにマスクOKかどうか確認しておくと安心です。
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