近年人気が高まっているバイトに軽作業バイトがありますが、求人情報のみでは細かな仕事内容を把握するのに限界があります。
特に、同じ軽作業バイトでも工場と倉庫ではきついと感じるポイントが異なり、応募先によっては「思っていた軽作業バイトと違った」と失敗してしまうことも。
そこで今回は、工場と倉庫で異なる軽作業バイトの裏側をお教えします。この仕事ならではの魅力ややりがいを知り、自分の希望に合ったアルバイトを選んでください!
■工場内の軽作業できつい仕事とは?
工場では、食品や電子機器など世に流通するさまざまなジャンルの製品を取り扱っています。そんな工場内の軽作業バイトでは、次のようなポイントがきついと言われています。
◇工場内に冷暖房がないこともある
冷暖房が完備されていない工場では、夏場は40度近い温度、冬場は10度を下回るような温度で作業をしなければいけないことも。暑さや寒さが苦手な方にとってはアルバイト先の仕事環境に苦痛を感じてしまう可能性があります。
◇ライン作業は単純作業を長時間続けなければならない
組み立てや検品などのライン作業は、流れてくる製品を一定の基準に沿って組み立てたり、不良品チェックや動作確認を行ったりする単純作業です。同じ作業を長時間続けるため、単純作業が苦手な方にとっては“飽き”を感じてしまう場合もあるでしょう。
◇立ち仕事や不自然な姿勢で1日中仕事をする
勤務する工場や担当する作業によっても異なりますが、立ち仕事や座り仕事、中腰姿勢での仕事を1日続ける必要があります。立ち仕事や不自然な姿勢の場合足腰に負担がかかりやすく、きついと感じてしまうことも。座り仕事も長時間となると肩や首に負担がかかる場合があります。
■倉庫内の軽作業できつい仕事とは?
一方、倉庫は物流の拠点となっており、メーカーや工場から出荷された製品を保管し、個人・法人宛てに荷物を出荷しています。倉庫内の軽作業では、どのような仕事できついと感じるのでしょうか?
◇物流倉庫の仕分け作業は時期によって繁閑(はんかん)の差が激しい
物流倉庫では通販で購入された商品なども含め、実に多くの荷物の入出荷が繰り返されています。閑散期には少ない人員で荷物を捌くことができても、繁忙期に入れば瞬く間に多くの労働力が必要となるのが物流倉庫の特徴。物流倉庫の繁忙期は、取り扱う商品によって大きく変わります。
法人向けの商品なら年末、年度末に繁忙があることが多いです。備品の購入や買い替えが多いためです。
個人向けの通販であれば、楽天やアマゾンのセールの時期が繁忙となる場合が多いです。また商材によってはお中元・お歳暮の時期に増えることもあります。
店舗向けの在庫を倉庫から配送する場合、そのお店の売れ行きが多い時期やセール時期が繁忙になります。
このような繁忙期はたしかに忙しいのですが、普段なかなか欠員が出ず、募集がでないような人気の職場でも短期で募集が出ることがあります。働きが認められれば「うちで長期バイトとして働かないか」と誘われるチャンスもあるので、働きやすいホワイトな職場で安定的に働きたいなら要チェックです。
◇重い荷物の積み下ろしなどは体力が必要
荷物の積み込みや積み下ろしを担当する場合、荷物をコンスタントに移動させるだけの体力が必要です。取り扱う荷物のサイズは大小さまざまですが、なかには家電や飲料品など重たいものもあります。
自分の体力にあわない職場で仕事をするのはきついと感じるのではないでしょうか。
◇食品倉庫では冷凍庫のなかで仕事をすることも
これは人によって好き嫌いがわかれるかもしれません。食品倉庫の場合、冷蔵倉庫や冷凍倉庫の中でお仕事をする場合もあります。
食品倉庫は入荷した冷凍・冷蔵食品を仕分ける必要があり、担当する仕事によっては冷凍庫内の作業となることもあります。常温保管でない食品や医療用品を扱うような倉庫では、事前に仕事環境を確認しておくことが大切です。
寒さが苦手な人にとってはきつい環境ですが、実は夏場は涼しい冷蔵倉庫・冷凍倉庫は人気になりますし、冬場は冷蔵倉庫・冷凍倉庫の中の方がかえって外の空気より暖かい場合もあり、意外と快適という意見も聞きます。
■きついだけじゃない軽作業の魅力とやりがいとは?
工場内・倉庫内の軽作業バイトは、慣れるまではきついと感じるシーンも多いもの。しかし、一度作業に慣れることができれば、多くの魅力とやりがいに気付けることもまた事実。軽作業バイトならではの魅力ややりがいには、どのような点が挙げられるのでしょうか?
◇未経験や資格がなくても仕事ができる
経験や特別なスキルを問わず、誰でも働けるのが軽作業バイト最大の魅力です。主婦、学生、ダブルワーカー、短期間バイト希望者など、あらゆる層のスタッフが働いているので、自分のキャリアや学歴は一切気にせず応募することが可能です。
◇工場見学のように街中で見る商品の裏側を知ることが出来る
スーパーやコンビニ、アパレルショップなどに並ぶ商品や、普段よく目にするものがどのように作られ、どのように流通しているのかを知ることが出来ます。
工場見学では見られないような詳細まで実際に作業に参加しながら知ることができます。
実際に自分が作業した商品を街中で見かけると特別な気持ちになりますよ。
◇一人で黙々と仕事をしたい人に最適
軽作業バイトは工場内・倉庫内ともに、基本的には一人で集中しながら作業をこなしていきます。人間関係にストレスを感じやすいという方は、特にメリットとして感じられるでしょう。仕事仲間との最低限のコミュニケーションは必要ですが、コンビニや居酒屋のように理不尽なお客様への接客にストレスを感じる人にはぴったりです。
◇仕事が簡単で覚えやすい
軽作業バイトには仕分け、梱包、ピッキングなどの作業がありますが、いずれもマニュアルに沿った簡単な仕事内容です。一度配属されたら仕事内容が変わるといったケースもほとんどないため、自分の仕事を覚えて長期的に続けることも可能です。
◇スピードを意識したり作業効率化の工夫をしたりすると楽しい
任された仕事を勤務時間内でどれだけこなせるか、ゲーム感覚で時間を測ったりすると楽しく仕事に集中できます。集中力が高まるほど勤務時間があっという間に過ぎて一石二鳥。作業効率化を追求して結果を出せたときは、大きな達成感を味わえるでしょう。
■まとめ
軽作業は工場と倉庫できつさの内容が異なるため、自分に合った働き方で仕事をするのがベスト。仕事に慣れて大変なポイントをカバーできると大きな魅力とやりがいがあるため、長く続ける方も大勢います。
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